その声に耳を傾ければ、おなじみの風景の中に異なる表情が見えてきます。
まちを教科書に、ゆかりある場所を学校に、
見て、ふれて、体験する「なごや学」、開講です。
金虎酒造水野康次・水野善文
Pコード:630−188
「名古屋に地酒?!」ナゴヤクラウドは市内四酒蔵(東龍×神の井×金虎×鷹の夢)の若手グループで名古屋の地酒をPRしています。今回の舞台は大曽根の金虎酒造。蔵の歴史を学びながらナゴヤクラウドの地酒を酒の肴とともに飲み比べてみてください。
日時:10/31(土)
14:00~16:00
場所:金虎酒造(名古屋市北区山田3-11-16)
名古屋大学名誉教授溝口常俊
Pコード:630-201
尾張藩士「朝日文左衛門」が27年間記した日記「鸚鵡籠中記」。尾張藩7代藩主「徳川宗春」の時代の本町通を中心に城下町の様子を描いた「享元絵巻」。江戸時代の賑わいや楽しさを感じながら、当時の食生活や娯楽などの日常生活をのぞいてみませんか。
日時:10/31(土)
14:00~15:30
場所:崇覚寺(名古屋市中区橘2-6-37)
講演 : 名古屋経済大学教授高木史人
語り : 伊藤ゆかり 村松佳子
近藤洋子
Pコード:630−203
日本で口伝えの文学(口承文芸)研究を唱えた柳田國男は、口伝えの説話を昔話・伝説・世間話などに区分し、それらを童話や民話などと厳しく区別しました。講演では柳田の考えを分かりやすく講釈します。地元の現代の語り手による名古屋の昔話や伝説もお楽しみください。
日時:10/31(土)
開場18:00 開演18:30
場所:ON READING(名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2A)
志野流香道 21代目家元継承者蜂谷 宗苾
Pコード:630−207
室町時代から香道を継承してきた志野流の次期家元が直々に教授する特別講座。会場は一般公開していない松隠軒で、前半に香道の歴史や香木のお話を聞く座学、そして後半では実学として、実際に香木の香りを鑑賞します。最後は香りのゲームである組香も体験します。
日時:11/1(日)
①10:00〜12:00 ②14:00〜16:00
場所:志野流「松隠軒」(名古屋市西区上名古屋2-10-5)
名古屋黒紋付染 染部門伝統工芸士武田和也
Pコード:630−208
名古屋黒紋付染は、慶長16(1611)年、尾張藩士小坂井家が、藩内の旗、幟などの製造にあたったことが始まりといわれ、深く、美しい黒色が特色です。伝統的技法を現代に伝える工房で、やわらかな和色のストール染めを体験します。
日時:11/1(日)
①10:30〜 ②13:00〜 ③15:30〜
場所:武田染工(名古屋市天白区池場4-1309)
清須市はるひ美術館館長高北幸矢
Pコード:630−206
尾張徳川家19代藩主の徳川義親は植物学者でもあり、植物画を愛でたことで知られています。江戸末期には殿様生物学と呼ばれる学問があったほど。日本における植物画の価値観や変遷について、植物画家でもある高北幸矢さんが、殿様生物学を軸に、ひも解いていきます。
日時:11/1(日)
14:00~16:00
場所:本願寺名古屋別院(名古屋市中区門前町1-23)
名古屋友禅 型染部門伝統工芸士赤塚順一
Pコード:630−189
七代藩主徳川宗春の頃、尾張に伝えられたと言われる名古屋友禅。 その技法は、「型友禅」と「手描き友禅」にわかれます。 名古屋特有の型友禅は、幾重にも重ねられた型紙の模様とぼかしの技術が上品で、味わい深いもの。 その技法を学び、体験します。
日時:11/3(火・祝)
①10:00~11:30 ②12:30~14:00
③14:30~16:00
場所:赤塚染工場工房(名古屋市北区大蔵町6番地)
左官技能士挾土秀平
Pコード:630−209
建物の壁や床、土塀などを塗り仕上げる左官の仕事は、和洋折衷の近代建築にその技術の粋を見ることができます。前半では左官の仕事の幅広さを学び、後半では市内の近代建築を見学して巡ります。講師は、世界的に高い評価を受けている左官職人の挾土秀平さんです。
日時:11/3(火・祝)
14:30〜16:30
場所:愛知県庁大津橋分室(名古屋市中区丸の内3-4-13)
講師 兼 寺子屋コーディネーター
日本舞踊家・マナー講師森實有紀子
Pコード:630−212
袋帯より短く一重太鼓結びにできる長さの名古屋帯は、手軽に軽く締められるようにと作られたもの。名前のとおり、大正末期に名古屋で考案され、販売されるようになりました。その歴史や使い方などを学びながら、後半では、名古屋帯の結び方のレッスンをおこないます。着物(浴衣でも可)と名古屋帯を着て参加しましょう。
日時:11/7(土)
10:00~12:00
場所:栄メンバーズオフィスビルコミュニケーションルーム和室(名古屋市中区栄4-16-8)
明治大学 野生の科学研究所 所長中沢 新一
Pコード:630−210
その昔、熱田は海をのぞむ岬の突端にありました。 縄文と弥生のハイブリッド、ヤマトとオワリの時代を経て、中世の繁栄をみます。地形に刻まれた都市の記憶。 埋もれた都市の文脈を読み解きます。それは、名古屋のはじまりの物語。
日時:11/7(土)
14:00~15:30
場所:法持寺(名古屋市熱田区白鳥1-2-17)
東海学園大学 教授安田文吉
名妓連組合 組合長金丸姐さん
MC:日本舞踊西川流四世家元西川千雅
Pコード:630−211
名古屋の芸能文化論の第一人者「文さん」と、長年にわたって名古屋の花柳界を支えてきた「金丸姐さん」の夢のおしゃべり共演。思い出話もまじえて、縦横無尽に「芸どころ名古屋」の秘密を語り尽くします。さてさて、どんなお話が飛び出しますか!?
日時:11/7(土)
14:00~16:00
場所:名妓連組合(名古屋市中区丸の内3-19-14 林敬ビル5F)
名古屋市博物館調査研究員山本祐子
Pコード:630−178
江戸時代後期に著された『尾張名陽図会』と『尾張名所図会』。 尾張国中の名所が一堂に集められた、当時の観光ガイドブックです。 図会に描かれた風景や人々、添えられたエピソードなどを通じて、江戸時代の尾張を旅してみませんか。
日時:11/8(日)
10:30~12:00
場所:七寺(名古屋市中区大須2-28-5)
日本歌謡学会常任理事・
元 杉野服飾大学教授馬場 光子
端唄 華房流華の会 家元華房 小真
Pコード:630−213
梁の上につもる塵も動いたという美しい歌声。平安朝末期の都の一大流行歌「今様」は、名もなき人々のどんな心模様を歌い上げたのか。尾張に流された藤原師長も今様に魅了された一人でした。その心に、そしてメロディーに思いを馳せてみましょう。
日時:11/8(日)
14:00~16:00
場所:円福寺(名古屋市熱田区神戸町301)
中部大学教授永田 典子
講談師古池 鱗林
Pコード:630−214
日本最古の仏教説話集『日本霊異記』には、現在の古渡町辺りで雷神の申し子として誕生した道場法師のお話が収められており、今も熱田周辺には道場法師にまつわる数々の伝説が残されています。『日本霊異記』をもとにした新作講談もお目見え。乞うご期待!
日時:11/8(日)
14:00~16:00
場所:願興寺(名古屋市中川区牛立町2)
元漁師犬飼 一夫
名古屋市市民経済局 学芸員小西 恒典
Pコード:630−216
庄内川と新川に挟まれた河口部に下之一色魚市場があります。ここには名古屋唯一の漁港がありました。また江戸時代から知多半島や伊勢湾まで漁をする漁師の存在も数多くあったそうです。今なお続く下之一色魚市場を見学した後、名古屋最後の漁師さんに当時の漁の話を伺います。
日時:11/14(土)
7:30~9:00
場所:下之一色魚市場(名古屋市中川区下之一色町 下之一色魚市場)
名古屋生菓子工業組合
青年会のみなさん
Pコード:630−215
お茶処名古屋には、上質な和菓子文化が育まれ、今でもしっかりと受け継がれています。暮らしに溶け込み、地域に根づいて愛されてきた名古屋の和菓子文化をご紹介します。繊細で美しく、美味しい和菓子の魅力を満喫してください。(お菓子はその場でお召し上がりいただけます。)
日時:11/14(土)
①10:30〜12:00 ②13:30~15:00
場所:愛知県菓子会館(名古屋市西区新道2-15-17)
名古屋市教育委員会文化財保護室深谷淳
Pコード:630−218
市街地にひっそりと残る、謎に満ちた巨大前方後円墳・断夫山古墳。かつてはヤマトタケルの妻・ミヤズヒメの墓とされ、尾張最大の豪族・尾張氏の墓とも言われるこの古墳には、一体誰が葬られたのか。最新の考古学の成果から尾張の古墳最大の謎に迫ります。
日時:11/14(土)
13:30~15:30
場所:想念寺(名古屋市熱田区旗屋町509)
中部大学・椙山女学園大学 講師小林 貞弘 映画パーソナリティ松岡 ひとみ
Pコード:630−217
明治45年4月、御園座で1篇のフランスの怪盗映画が上映されます。その名も「ジゴマ」。青年時代の江戸川乱歩も夢中にさせたその映画は大ヒットとなり、連日大盛況。やがて子どもへの影響から上映禁止処分となります。名古屋の近代映画史の紹介とともに、幻の怪盗映画を上映します。
日時:11/14(土)
14:00~16:00
場所:大光院(名古屋市中区大須2-7-25)
広島大学大学院教授三浦 正幸
Pコード:630−219
名古屋城内のしきたり、人々の暮らし、城内の仕事等について学びます。天守の厳重な見回り、幕府専用の階段、太鼓や拍子木で知らせる城門の開閉、古米や古梅干しで満ちた蔵、御殿にあった仕掛けなど、江戸時代にタイムスリップする気分で楽しめます。
日時:11/14(土)
14:00~16:00
場所:名古屋城天守閣「交流の間」(名古屋市中区本丸1-1)
赤津窯 三十一世 日本伝統工芸会正会員加藤 唐三郎 美山陶房寺田 鉄平
Pコード:630−222
名古屋城内の御深井丸で作られた陶器の謎に迫ります。瀬戸の窯業の祖・加藤藤四郎景正の直系である加藤唐三郎さんから、当家に伝わる徳川家御札やよもやま話の紹介、陶房や窯の見学をします。徒歩で移動し、殿様窯ともよばれた格の高さを誇る御深井焼の作陶体験をします。
日時:11/15(日)
①10:00〜12:30 ②13:30〜16:00
場所:美山陶房(瀬戸市西窯町142)
集合場所:唐三郎窯(瀬戸市窯元町80)
現代狂言作家 やまかわさとみ
狂言師井上松 次郎
Pコード:630−223
小学生向けの狂言体験講座です。現代狂言作家・やまかわさとみさんと狂言師・井上松次郎さんから、狂言の基礎知識や演じ方、発声法を楽しく教わります。最後は、お子さんも馴染みやすい現代狂言「冥加さらえ」に出てくる名古屋の妖怪“おから猫”を演じてみましょう!
日時:11/15(日)
10:00~12:00
場所:名古屋能楽堂けい古室(名古屋市中区三の丸1-1-1)
名古屋城総合事務所学芸員市澤 泰峰
Pコード:630−226
金の鯱をいだく天下の名城「名古屋城」。その石垣は、徳川家康の命によって、西国を中心とした20名もの大名による天下普請によって築かれました。築城当時からの石垣を間近に見ながら、当時の技術や工夫、知恵などをご紹介します。
日時:11/15(日)
10:00~12:00
集合場所:名古屋城正門横総合案内所前(名古屋市中区本丸1-1)
料理評論家山本 益博
八百彦本店三浦 邦雄・三浦 剛裕
Pコード:630−220
豊かな醸造品に恵まれて独自の食文化を育んできた名古屋。山本益博さんによる指南で、昔から愛されてきた伝統的な名古屋ごはんの美味しく食べる術を探ります。料理は、名古屋城下で江戸時代・享保年間より仕出し料理店を営む八百彦本店が、松花堂スタイルで提供します。
日時:11/15(日)
17:00~19:00
場所:宝善亭(名古屋市東区徳川町1017)
志ら玉柴山 宗平
Pコード:630−227
「もてなし」「しつらい」「ふるまい」。日本人の細やかな心づかいをあらわす言葉です。名古屋を代表する茶懐石の料亭で、一服のお茶にこめられたおもてなしの心を学びます。「茶道は初めて」という方も、お気軽にお出かけください。
日時:11/21(土)
10:00~12:00
場所:料亭 志ら玉(名古屋市北区上飯田西町2-36)
名古屋工業大学大学院准教授伊藤孝紀
Pコード:630−228
和洋折衷の邸宅や帝冠様式の建築、モダニズム建築など、名古屋には、数々の美しい名建築があります。時代の流れの中で消えてしまった建物も含め、明治・大正・昭和、そして平成の近代建築まで、それぞれの時代を反映させた、デザイン都市・名古屋の建築の変遷を語ります。
日時:11月21日(土)
14:00~16:00
場所:名古屋工業大学4号館4階プレゼンテーション室(名古屋市昭和区御器所町)
フリーライター大竹 敏之
Pコード:630−221
“喫茶店王国”名古屋。名古屋にはなぜこんなに喫茶店がたくさんあるのか?名古屋人はなぜ喫茶店が好きなのか?『名古屋の喫茶店』等の著書を持つ地元ライターの解説とともに、昭和33年創業の老舗喫茶でモーニングをつまみながら、街に根づく喫茶文化について考えます。
日時:11/22(日)
10:00~12:00
場所:喫茶ライオン(名古屋市中区栄4-6-4)
出演ケイコ・リー、河合勝彦、
後藤 浩二
MCマルコ
Pコード:630−229
レコードの電気録音を日本で最初に成功させたのは昭和2年、かつて名古屋に存在したツルレコードでした。その後、ジャズが隆盛を極めた時代まで、名古屋のジャズ史を振り返ります。後半は、戦後のジャズナンバーをケイコ・リーさんのライブでお楽しみいただきます。
日時:11/22(日)19:00~21:00
開場:18:00
場所:ジャズ イン ラブリー(名古屋市東区東桜1-10-15)
モード比較論
全日本美容講師会 常任運営委員岩田ペリエ眞知子 全日本美容講師会 創作委員水谷 吉伸
Pコード:620−230
“名古屋芸どころ”を支えたのは髪結だった!という大テーマのもと、日本人女性の髪型の変遷や、モードの本場・フランスの技術との比較論などを、日仏で活躍する美容家によるレクチャーで学びます。後半は現代の着物に似合う日本髪のデモンストレーションが行われます。
日時:11/23(月・祝)
10:00~12:00
場所:愛知県美容会館 講義室(名古屋市中区上前津2-9-10)
東京大学名誉教授
NPO法人場の研究所 所長清水 博
柳生新陰流第二十二世宗家柳生 耕一厳信
Pコード:630−231
場には、人びとが互いに感情的に共感して群れ合う共感の場と、サッカーの選手のようにそれぞれの主体性の違いを明確にして多様になる共存在の場とがあります。この共存在の場を舞台にして生まれる「〈いのち〉のドラマ」を活用して勝つのが柳生新陰流の活人剣です。
日時:11/23(月・祝)
14:00~16:30
場所:東海山白林禅寺(名古屋市中区栄3-25-18)
愛知大学文学部教授神谷 智
Pコード:630−276
一般に尾張藩初代藩主は徳川義直といわれていますが、その前に義直の兄である松平忠吉という藩主がいました。同じ徳川一門でありながら、なぜ松平忠吉は尾張藩主として扱われないのか、これを「御家」という概念から説き明かしてみようと思います。
日時:11/7(土)
10:00~11:30
場所:愛知大学車道キャンパス(名古屋市東区筒井2-10-31)
名古屋学院大学現代社会学部教授
名古屋文化遺産活用実行委員会会長 古池 嘉和
Pコード:630−248
東海地域は、瀬戸や美濃、常滑など陶磁器産地が集積する日本有数の産地です。名古屋(東区)は、その集散地であり、絵付けをした商品が海外へ輸出されていました。本講座では、各地のやきもの産地を紹介しつつ、名古屋とやきものの関係を探ってみたいと思います。
日時:11/15(日)
13:30~15:00
場所:名古屋陶磁器会館2階大ホール(名古屋市東区徳川1-10-3)
愛知学院大学文学部歴史学科教授中川すがね
Pコード:630−247
江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の『北斎漫画』、また江戸時代に大坂で発達した鳥羽絵の本は日本の誇るMANGA文化の源流ですが、いずれも名古屋と深い関係があります。江戸時代から明治時代にかけて庶民が愛し育て、欧米でもジャポニズムの起爆剤となった、江戸時代の漫画・鳥羽絵について、楽しく、学びましょう。
日時:11/21(土)
14:00~15:30
場所:宋吉寺(名古屋市中区新栄1-8-27)