やっとかめ能楽舞台

ツンデレな殿様気分能楽鑑賞。

その昔、お殿様のために開催された能や狂言などの舞台。
きっと、ちょっとこわーいお殿様も、優れた能楽にはたくさんの褒美を与え、守り育てるように擁護したのでしょうね。
やっとかめ能楽舞台では、江戸時代から代々名古屋に伝わる能や狂言、そして能楽の笛が演じられます。
ツンデレ殿様の気分で、この舞台をじっくり味わってみましょう。

四百年の時をつなぐ 十一世 藤田六郎兵衛  笛の世界

江戸時代から代々名古屋に居を構えてきた能楽笛方藤田流の家元、その十一世藤田六郎兵衛の笛の世界をお楽しみいただきます。
義直公、光友公、宗春公の御前で奏でられた笛が、現代に使い継がれ、その音を響かせます。 この舞台では、能の笛が庶民の祭り囃しとなって伝わり庶民に親しまれるようになった姿を、家元と祭り囃しの共演でお聴きいただく画期的な舞台となります。



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藤田六郎兵衛 ふじたろくびょうえ

能の笛方三流儀(一噌・藤田・森田)の一つ、藤田流十一世宗家。重要無形文化財総合指定保持者。
一九五三年、十世宗家の孫として名古屋市に生まれ、藤田家芸嗣子となる。四歳にて笛の稽古を始め、五歳にて初舞台をつとめる。以後、能の主要曲である「鷺乱」「猩々乱」「望月」「石橋」「翁」「道成寺」を十五歳までにという異例の若さにて披曲。
現在は年に約百回の舞台に出演し、能の最高曲、三老女「姨捨」「檜垣」「関寺小町」は数度の演奏を重ねる。また国立能楽堂制作やその他の新作能や復曲能への出演、笛作曲も多く勤め、海外公演や能楽の企画・演出も数多く手がける。

社団法人日本能楽会理事、国際文化交流・協力推進委員(文化庁)、名古屋音楽大学客員教授。

【主な受賞歴】
・名古屋市芸術奨励賞(昭和六十年)・名古屋市民芸術祭賞(平成四年)・第三十三回観世寿夫記念法政大学能楽賞(平成二十三年)・六十六回文化庁芸術祭大賞〈演劇部門にて主宰する萬歳楽座〉(平成二十三年)・第六十五回中日文化賞(平成二十四年)

和泉流狂言づくし

和泉流狂言づくし

〈佐渡狐〉
越後と佐渡の百姓が、都へ年貢を納めに行く途中、道連れになる。佐渡に狐がいるかいないかで争いになるが…。
〈口真似〉
主人の酒の相手に連れてきた男は、酒を飲んで取り乱す酔狂人だった。太郎冠者は主人を真似て応対する。
〈二人袴〉
父親は息子かわいさに婿入りについて行く。舅宅の座敷に出ることになるが、正装の袴は一つしかない。そこで父親が一計を案じて——。



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御殿能

御殿能

名古屋といえば、金シャチ輝く名古屋城。
そして、その主であった尾張徳川家の殿様にとって、公式の芸能といえば、能楽(能と狂言)です。
今回は、お城での演能がもっとも盛んだった三代藩主光友(1625-1700)ゆかりの能から《石橋》を、また、おなじみ七代藩主宗春(1696-1764)が、歴代藩主の生母たちを招いた際の番組から《葵上》をお届けします。



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