旅する判子コレクション


やっとかめ文化祭のスタンプラリー「 旅する判子コレクション 」
プログラムにご参加いただくたびに、文化祭にまつわる判子をポン。
面影も、小さな詩も、大地の記憶も、判子でたくさん集めましょう。
たくさん集めた方に、今年は文化祭オリジナルの記念品もご用意しました。
旅路の足跡、学びのしるし。どうぞ楽しくコレクションしてくさだい。

台紙の絵について
台紙のテーマは、旅のしるしを残す大地。
過去の亡霊も、漂白の旅人もいっせいに浮かび上がり、まちの記憶が紐解かれ、忘れられた物語が再生する。薄暗い「誰そ彼」の時間ならば、亡霊や漂白の旅人に会えるやも・・・! そんなわけで、うっすらと暗くなっていく夕暮れの空が描かれています。
・・・舟が渡る青い部分は海です。尾張古地図を参考にしています。
スタンプラリーは、この海の部分からはじまります。

・・・名古屋から見える山々。
伊吹山には、白いおっことぬし。
御岳山の上には吉兆の鶴が羽ばたき、
笠置山には、笠を持った芭蕉さん。
恵那山には、祝福をしにやってくる「まれびと」が。
猿投山のふもとには、太陽を掲げた猿たち。

大地・・・「えぶり」で代掻きをする者(2コ目の判子の辺り)
代掻きで田を祝福し、揺さぶることで、ねむっている大地の記憶を呼び起こします。
背後には豊作のかみさまが、おむすび(結び)を手に見守っています。
まだ旅は、始まったばかり。

祭りの人々・・・実際に行われたお祭りの賑わい。江戸時代の浮世絵師、高力猿猴庵(こうりきえんこうあん)さんが絵で記録された、豊年を予兆して行われたお鍬(くわ)祭りの絵を参考にしています。

らくだのキャラバン、獅子の人形・・・かつて大須を賑わせたという見世物興行。こちらも、高力猿猴庵さんが描かれた絵を参考にしています。もちろん、らくだのキャラバンの後ろには虹が輝いています。

煙がたつ小屋・・・星崎の、塩焼小屋です。
江戸時代、星崎・前浜で生産された塩は、塩付街道から足助を経由して信州方面に運ばれていたそうです。

他にも、エコバッグと湯呑みをゲットしたヤマトタケル、草薙の剣、とぐろを巻いた白蛇、貝(名古屋市熱田区では、貝塚が弥生土器や石器、骨器とともに出土しています)、名古屋城を築く際の「石曳き歌」、鉄を作って運ぶ人・・・
などを盛り込んでいます。

判子は全部で25種類!
やっとかめ文化祭のプログラムや、名古屋にまつわる判子が中心となっています。文化祭の各プログラムや、スタンプラリー対象の和菓子屋さんで、いろんな絵柄の判子を捺します。
判子が20コ集まると、文化祭オリジナルの湯呑みプレゼントと、特大の判子をど~ん!


この台紙の大地に、どんな旅の足跡が浮かび上がるか。どんな詩(うた)が聴こえてくるか・・・。
ぜひ、楽しくコレクションしてください!

(天神堂小島印房)

期 間
10/29(土)~ 11/20(日)
対象会場
●芸どころまちなか披露、芸どころ名古屋舞台、まちなか寺子屋、まち歩きなごやの全会場
●尾張の和菓子ものがたり参加店舗(22店)

※スタンプラリーの用紙は、イベントの各会場で配布します。
※記念品の受け渡し場所は、「芸どころまちなか披露」のステージのみとなります。
(街茶、志野流香道コンサート、ナゴヤ面影座、お座敷ライブ、カナリアの夜はのぞく)