まちは発見と驚きの宝庫。 ふだん何気なく通るまちにも、知られざる伝説や名所が、あちらこちらに眠っています。今年は、名古屋市内に36コースをご用意。 そのまちを一番よく知る地元のガイドさんといっしょに歩いて、まちの歴史を紐ときながら、未知なる魅力を掘り起こしましょう。
東海道最大の宿場町、宮宿界隈を江戸時代の旅人気分で歩きます。明治・大正・昭和の3つの時代を一度にみることができる旧魚半別邸では、どて煮をいただきながらひと休み。23日は、宮宿周辺でイベントも開催されています。
日時:①11月2日(日)9:30~ ②11月23日(日・祝)9:30~
集合:地下鉄名城線「伝馬町」駅 改札口前
解散:地下鉄名城線「伝馬町」駅
宮宿と鳴海宿の中間地点、下町情緒が残る笠寺を散策。不遇な生活から一転、貴族の妻となった玉照姫のシンデレラストーリーが伝わる笠寺観音から、弥生時代の遺跡である見晴台、東光院では宮本武蔵の掛け軸や木刀も見学します。
日時:11月3日(月・祝)13:00~
集合:名鉄名古屋本線「本笠寺」駅改札口前
解散:名鉄名古屋本線「本笠寺」駅
今も常夜灯が残る鳴海宿で、松尾芭蕉の足跡を辿りながら歩きます。誓願寺では、鳴海の門弟たちの想いが込められた、芭蕉のものとして日本最古の供養塔や、芭蕉像が安置されている芭蕉堂を見学。芭蕉の句碑が並ぶ天神社、12日は山田餅鳴海店にも立ち寄ります。
※山田餅にて600円以上お買上げの方に、なるみくるみ餅1個サービス。(数量限定)
日時:①11月4日(火)9:30~ ②11月12日(水)13:00~
集合:名鉄名古屋本線「鳴海」駅西改札口前
解散:名鉄名古屋本線「鳴海」駅
なまこ壁の町屋が連なる通りを歩いて、江戸時代にタイムスリップ。有松では、旅人たちの間で大人気だった有松絞りの魅力にふれます。有松絞りの祖「庄九郎」の生涯を描いた紙芝居「庄九郎と仲間達」も楽しみのひとつ。祇園寺にも立ち寄ります。
日時:①11月6日(木)9:30~ ②11月22日(土)13:00~
集合:名鉄名古屋本線「有松」駅改札口前
解散:名鉄名古屋本線「有松」駅
有松駅から桶狭間の合戦ゆかりの場所をめぐり、桶狭間古戦場公園へ。今川義元の首検証をしたと言われる長福寺にも立ち寄ります。桶狭間古戦場保存会のゆるキャラ、おけわんこも皆さんをお待ちしています。
日時:①11月2日(日)13:00~ ②11月10日(月)9:30~
集合:名鉄名古屋本線「有松」駅改札口前
解散:名鉄名古屋本線「有松」駅
庄内川の水を名古屋城内へ引き入れるために掘られた水路”御用水”。その跡と並行して流れる黒川沿いに整備された緑豊かな遊歩道、御用水街園を歩きます。黒川の水を利用して栄えた名古屋友禅の工房も訪ね、伝統の技法などを見学します。
日時:11月9日(日)9:30~
集合:地下鉄名城線「黒川」駅東改札口前
解散:地下鉄名城線「上飯田」駅
名古屋城築城と同時期につくられ、水運の大動脈として名古屋を支えた堀川。納屋橋からスタートし、堀川を北上します。途中、名古屋名菓の納屋橋饅頭万松庵を見学。そして、圓頓寺の門前町、下町情緒が残る円頓寺界隈を歩きます。
※納屋橋饅頭お買上げの方にクーポン又は呈茶券プレゼント。
日時:11月15日(土)13:00~
集合:納屋橋東詰(旧加藤商会ビル前)
解散:多賀宮(円頓寺商店街)
歌舞伎や見世物、寄席などで賑わった大須。大須観音から、遊女を祀ったほこらや日出神社、阿弥陀寺など寺社を巡り、陽秀院では紙張地蔵さんにお参りなど。18日は大須観音境内で骨董市も開かれます。
日時:①11月1日(土)9:30~ ②11月18日(火)9:30~
集合:大須観音境内
解散:大須観音境内
上前津地域の氏神様、春日神社からスタート。名古屋の総鎮守である若宮八幡社へお参りし、織田家や徳川家ゆかりの寺院を巡ります。織田家菩提寺の万松寺周辺の混沌とした面白さも魅力です。
日時:①11月1日(土)13:00~ ②11月22日(土)9:30~
集合:地下鉄名城線・鶴舞線「上前津」駅9番出口
解散:地下鉄名城線・鶴舞線「上前津」駅
遊郭や芝居小屋など芸能で栄えた橘。名古屋で最も古い芝居小屋「橘座」があった名古屋芝居濫觴跡、切支丹千人塚などを巡り、かつての名を残した舞台ホール「橘座」を見学します。
日時:11月16日(日)13:00~
集合:地下鉄名城線「東別院」駅北改札口前
解散:地下鉄鶴舞線「大須観音」駅
名古屋城から南へ続く江戸時代のメインストリート、本町通り。茶屋四郎次郎邸や東西南北の行き先を示す石碑、戦後日本の三大繊維街として栄えた長者町繊維街など、商売のまちとして賑わった足跡を辿ります。途中、東照宮では天井絵も見学。
日時:11月7日(金)9:30~
集合:那古野神社
解散:朝日神社
尾張中村といえば、ご存じ豊臣秀吉と加藤清正の生誕地。大鳥居をスタートして、秀吉を祀った豊國神社や、清正が名古屋城築城の余材で建立した妙行寺など、ゆかりの場所を巡ります。
日時:11月19日(水)13:00~
集合:地下鉄東山線「中村公園」駅改札口前
解散:地下鉄東山線「中村日赤」駅
大正以降、大須から遊郭が移転し、一大歓楽街となった大門。その華やかさの陰に、遊女たちの悲しい物語も残されています。遊郭だった当時の面影が残る妓楼建築など、大門の光と影を辿るコースです。
日時:①11月6日(木)13:00~ ②11月10日(月)13:00~
集合:地下鉄桜通線「中村区役所」駅改札口前
解散:地下鉄東山線「中村日赤」駅
江戸時代は武士の町、明治・大正に入ると各界の財界人の町となった白壁。大正ロマンが薫るお屋敷が今も残ります。文化のみちでは旧川上貞奴邸・二葉館を見学。和洋が調和した豊田佐助邸宅も見逃せないスポット。
日時:①11月3日(月・祝)9:30~ ②11月11日(火)9:30~
集合:市政資料館正面玄関前
解散:地下鉄桜通線「高岳」駅
名古屋市内最大の寺町、東寺町でお寺を巡り歩きます。院の名が町名にもなった高岳院をスタートし、西蓮寺の浄土庭園と法華寺を見学。
秋の寺院特別公開期間中なので、まち歩き終了後も楽しめます。
日時:11月23日(日・祝) 13:00~
集合:地下鉄桜通線「高岳」駅改札口前
解散:地下鉄東山線「新栄町」駅
信長は桶狭間の戦い、秀吉は小田原征伐、家康は関ケ原でそれぞれ勝利をおさめ凱旋した栄光の道・美濃路を歩きます。途中、城下の治安を守る樽屋町の大木戸跡、藩の要人を接待した尾州殿茶屋跡へ。
日時:11月9日(日)13:00~
集合:地下鉄鶴舞線「浅間町」駅改札口前
解散:枇杷島橋
尾張徳川家菩提寺の建中寺や二代藩主光友が隠居所として造った徳川園など、徳川家とゆかりの深いまちを巡ります。途中建中寺では本堂を、徳源寺では約5mの涅槃像を見学します。
日時:11月14日(金)13:00~
集合:地下鉄桜通線「車道」駅改札口前
解散:徳川園
金山は尾張鍛冶発祥の地。金山鍔(つば)の一大産地でした。寺社や史跡を巡りながら、熱田神宮の鍛冶職人が勧請したのが始まりとされる金山神社、月待ちという民間信仰を伝える観聴寺を見学します。
日時:11月7日(金)13:00~
集合:地下鉄・名鉄・JR「金山総合」駅南口
解散:地下鉄名城線「西高蔵」駅
“日本とタイのお寺”を表す「日泰寺」は、仏舎利を奉安するために創建された寺。毎月21日に開催される弘法さまの縁日を楽しみながら、円空が鉈(なた)1本で彫った菩薩像がある鉈薬師を見学。レトロな建物が魅力の揚輝荘も見どころです。
日時:11月21日(金)9:30~
集合:日泰寺山門前広場
解散:揚輝荘
江戸時代、下級武士らが手内職として駄菓子を作り、菓子のまちとして栄えた新道・明道町。寺社を巡りながら全国最大規模の駄菓子問屋街へ。製菓会社も多く、工場見学も楽しみのひとつ。店頭に並ぶ懐かしい駄菓子には心も浮き立つはず。
日時:①11月5日(水)13:00~ ②11月21日(金)13:00~
集合:地下鉄鶴舞線「浅間町」駅改札口前
解散:地下鉄鶴舞線「浅間町」駅
熱田の神が姿を変えて日本を救ったという楊貴妃伝説など、神話や伝説を辿り歩きます。高座結御子神社を参拝し、史跡や寺院を巡り、日本武尊(やまとたけるのみこと)の死後、妃の宮簀姫(みやすひめ)が再婚しなかったことから名付けられた断夫山古墳に立ち寄ります。
日時:11月12日(水)9:30~
集合:地下鉄名城線「西高蔵」駅改札口前
解散:熱田神宮
城下を出て最初の山である八事山は、殿様や庶民の行楽地として賑わいました。八事を出発して、安産の神様として知られる塩竈神社を参拝。地域の人々が芝居を演じていたという、八事神社の能舞台風の拝殿も見どころのひとつです。
日時:11月13日(木)9:30~
集合:地下鉄鶴舞線「八事」駅2番出口上
解散:地下鉄鶴舞線「八事」駅
日本武尊(やまとたけるのみこと)と宮簀姫(みやすひめ)が結ばれた地、大高。江戸時代から酒造りが盛んで、江戸でも高い評価を得ていました。宮簀姫を祀る氷上姉子神社の参拝や、今も残る酒蔵のひとつ山盛酒造で日本酒の試飲も楽しみます。
日時:①11月14日(金)9:30~ ②11月20日(木)9:30~
集合:JR東海道本線「大高」駅改札口前
解散:JR東海道本線「大高」駅
江戸時代の塩の道、塩付街道。安全を祈って安置された馬頭観音などが見守る道を歩きます。奈良時代の鬼瓦が残る石仏白山社などを巡り、つぶ大福で知られる老舗和菓子屋高砂本家にも立ち寄ります。
日時:11月13日(木)13:00~
集合:地下鉄鶴舞線「御器所」駅改札口前(1.2番出口方面)
解散:地下鉄桜通線「桜山」駅
岩倉方面から下小田井の青物市場へ野菜などを運ぶための道、岩倉街道。街道沿いの中小田井には、今も当時の面影を伝える町並みが残っています。途中、モダンな本堂が目を引く善光寺別院願王寺へ。さまざまな仏神像に出会えます。
日時:11月11日(火)13:00~
集合:名鉄・地下鉄「上小田井」駅改札口前
解散:地下鉄「庄内緑地公園」駅
名古屋城から佐屋街道への近道としてつくられた柳街道。納屋橋饅頭万松庵を見学し、柳街道を西へ。笈瀬通りには河童伝説が残っており、かっぱ商店街では河童像が出迎えてくれます。漱石の「三四郎ゆかりの宿」の碑にも立ち寄ります。
※納屋橋饅頭お買上げの方にクーポン又は呈茶券プレゼント。
日時:11月4日(火)13:00~
集合:納屋橋東詰(旧加藤商会ビル前)
解散:名古屋駅
庄内川を挟んで向かい合う佐屋街道の岩塚宿と万場宿。岩塚宿から、岩塚城があった遍慶寺を訪れ、尾張三大奇祭のひとつ“きねこさ祭り”が行われる七所神社から万場宿までを巡ります。
日時:11月18日(火)13:00~
集合:市バス「岩塚本通四丁目」停 戸田荘・服部方面停留所(南側)
解散:市バス「万場小橋」停
塩の一大産地だったまち星崎。古代より星に縁があり、隕石の落下や流星雨の記録が日本書紀に記されています。創始は舒明天皇のころという星宮社、ご利益のお礼にしゃもじを供えたことから“おしゃもじさま”と呼ばれる石神社などを巡ります。
日時:11月20日(木)13:00~
集合:名鉄名古屋本線『本星崎』駅改札口前
解散:名鉄名古屋本線『本星崎』駅
名古屋城と犬山城、中山道を結ぶ上街道(稲置街道)沿いのまち、味鋺。古墳群から、護国院や味鋺の名の由来である味鋺神社、身替わり伝説が伝わる首切り地蔵などを巡ります。
日時:11月5日(水)9:30~
集合:名鉄小牧線『味鋺』駅改札口前
解散:名鉄小牧線『味鋺』駅
熱田新田の干拓が行われたあと自然にできた、くねくね曲がった道、百曲街道。干拓工事の無事を祈ってつくられた観音堂や、境内いっぱいに広がる見事な黒松で知られる道龍山空雲寺などを見学します。
日時:11月19日(水)9:30~
集合:市バス「中島橋」中川車庫前・権野方面停留所(南側)
解散:市バス「東起橋」停
志段味は多様な形式の古墳が多く残されている歴史の里。東谷山白鳥古墳の石室を見学し市内最高峰東谷山山頂の尾張戸神社にお参りします。ゴールは東谷山フルーツパーク。季節の果物で、疲れをいやしましょう。
日時:①11月8日(土)9:30~ ②11月16日(日)9:30~
集合:JR中央線「高蔵寺」駅改札口前
解散:東谷山フルーツパーク
1907年に開港した名古屋港の発展や産業の近代化を支えた遺産を巡ります。名古屋港の生みの親・奥田助七郎像を始め、1927年にできた鉄道可動橋、跳上橋などを見学。
日時:11月15日(土)9:30~
集合:地下鉄名港線「名古屋港」駅南改札口前(1番出口方面)
解散:地下鉄名港線「築地口」駅
前田利家の生誕地、荒子。駅前の利家初陣像に迎えられ、荒子観音寺へ向かいます。多宝塔や円空が彫った約1250体もの円空仏を見学し、利家が育った荒子城跡(冨士権現天満宮)へ。利家とまつが生きた時代に思いをはせながら歩きましょう。
日時:11月8日(土)13:00~
集合:あおなみ線「荒子」駅改札口前
解散:地下鉄東山線「高畑」駅
名古屋駅前の柳橋中央市場を見学。桂芳院では愚痴聞き地蔵さん、地元で愛される那古野地蔵堂に参拝。下町情緒残る円頓寺商店街本町界隈までを巡ります。
日時:①11月17日(月)9:30~ ②11月24日(月・休)9:30~
集合:ミッドランドスクエア一階受付前
解散:円頓寺商店街本町
義経や頼朝、信長、家康も駆け抜けた鎌倉街道。呼続周辺は、あゆち潟と知多の浦を臨む勝景の地で、万葉歌人が歌に詠んだところです。「年魚市(あゆち)潟景勝跡」の白毫寺、旧東海道沿いの熊野三社にも立ち寄ります。
日時:11月24日(月・休)13:00~
集合:名鉄名古屋本線「呼続」駅
解散:名鉄名古屋本線「呼続」駅