強く、ゆたかに香りたつ、
「芸どころ なごや」のやっとかめ文化祭。
江戸時代、尾張徳川家のもとで、多彩な芸能を育んできた名古屋。
狂言に踊り、茶道、香道…。さまざまな芸事への情熱は
時を超えて、この地域に住む人々の心に受け継がれてきました。
いつしか「芸どころ なごや」と呼ばれるようになったまちには、
その名にふさわしい伝統や文化が根づき、
ふとした瞬間に、強く、ゆたかに香りたっては、地域の魅力を伝えてくれます。
さまざまな困難にみまわれて、苦しいときであっても、
芸能や文化を守りぬいてきた先人たち。
そんな矜持も受け継ぐ芸どころは、いま、新しい可能性を探りながら
伝統芸能、歴史文化の香りを未来へつなごうとしています。
まちじゅうが舞台の「芸どころ・旅どころ・なごや」の祭典。
2020年、再び、名古屋が誇る文化・芸能の復興をかけて
やっとかめ文化祭がはじまります。
狂言に踊り、茶道、香道…。さまざまな芸事への情熱は
時を超えて、この地域に住む人々の心に受け継がれてきました。
いつしか「芸どころ なごや」と呼ばれるようになったまちには、
その名にふさわしい伝統や文化が根づき、
ふとした瞬間に、強く、ゆたかに香りたっては、地域の魅力を伝えてくれます。
さまざまな困難にみまわれて、苦しいときであっても、
芸能や文化を守りぬいてきた先人たち。
そんな矜持も受け継ぐ芸どころは、いま、新しい可能性を探りながら
伝統芸能、歴史文化の香りを未来へつなごうとしています。
まちじゅうが舞台の「芸どころ・旅どころ・なごや」の祭典。
2020年、再び、名古屋が誇る文化・芸能の復興をかけて
やっとかめ文化祭がはじまります。
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企画趣旨
- はざまで、まざる。
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やっとかめ文化祭は、今年で8年目を迎えます。
このまちの伝統や文化をすくいとり、
さまざまな芸能や道端に眠る歴史を紹介してきた祭典は
名古屋という都市の文化的な土壌を、
あらためて出現させるものとなりました。
東西のはざまで、あらゆるものを受け止め、吸収し、融合させながら、
独自の伝統へと昇華させてきた名古屋の地域性。
新旧のはざまで、古きよきものを継承し、
新しい時代の流行を取り入れながら、
独自の価値を創造してきた名古屋の人々の気風。
それらは今も、このまちのあらゆる場所で受け継がれています。
やっとかめ文化祭は、都市を行きかう旅人のもう一つの地図。
まちを見つめるまなざしを、表層から背景へと移せば、
すべてが混沌とまざり合った
名古屋文化の異彩ぶりが、くっきりと見えてきます。
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やっとかめ文化祭実行委員会
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事業構築にあたってのコンセプト
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世界と出会い直す時間のなかで、生きる芸能。美しく、魔法のような手仕事。折り畳まれた、路傍の記憶。
「旅」へ。
ありふれた都市空間に、ふいに世界は立ち現れます。
瑞々しい想像力とともに、世界を眺める〈方法〉の旅へ。 -
景観から、風景へ。町並み、街道、地名、道標など、何気ない風景にも無数の痕跡が残されています。
小さきものへの眼差し。
足元にひそむ小さな兆し。一歩踏みだすごとに、記憶は更新され、物語を宿します。
胸がつまるような小さな物語が、都市の風景を変貌させます。 -
〈あいだ〉を展く、世界には、〈あいだ〉が溢れていま す。自己と他者。歴史と現在。経済 と文化。
〈あいだ〉に遊ぶ。
それは、散りばめられた破片を採 集し、関係性の結び目を探す旅。 断片化する世界で、軽やかに領域 を横断し、〈場〉を展き、地域と世 界を接続します。 -
都市の物語を、いま、都市の物語力が問われてい ます。
駆動していくために。
旅人は遊歩し、平板な空間にノイ ズを生み、物語を再演します。 物語は移ろい、交差し、無数の ネットワークが、都市の〈過去〉と 〈未来〉を、〈内〉と〈外〉をつないで いきます。
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やっとかめ文化祭の楽しみ方
- Creative Urban Tourism
- クリエイティブ・アーバン・ツーリズム
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いま、国境を越えて旅をする人類は、世界中で12億人に達しています。(2015年 国際世界観光機関「UNWTO」)
かつてない規模で観光市場が拡大するなか、従来のマス・ツーリズムには留まらず、
ニューツーリズム(アグリツーリズム、カルチャーツーリズムなど)や
SIT(スペシャルインタレストツアー)が人気を集めるなど、観光の質にも大きな変化が見られます。
2015年には、国際連合世界観光機関(UNWTO)と国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の共催で 「観光と文化に関する世界会議(2015年,カンボジア)」が開催され、 観光と文化の新たなパートナーシップによる、サスティナブルなツーリズム創造にも期待が寄せられています。
文化とは、その土地に暮らし、共有し、将来へと受け継いでいくもの。 観光は地域文化を支え、伝播し、交流を生む大切な産業の1つです。
やっとかめ文化祭は、都市生活を見つめ、文化を再編集し、未来の観光を創造する試み。 都市の時代にふさわしい、多様で、発見に満ちた「旅」を提案します。
- 開催期間
- 令和2年 10月24日(土)~11月15日(日)
- 会 場
- 名古屋市内一円
- 内 容
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都市の物語を、伝統が語る。
芸どころまちなか披露
現代のストリートから、都市の文化を見つめる名古屋発のプロジェクト。味わいいろいろ、芸どころ。
芸どころ名古屋舞台
尾張名古屋が誇る多彩な「芸」を、さまざまな舞台の上で、どうぞお楽しみください。あいだを楽しむ、ナゴヤ学。
まちなか寺子屋
まちを教科書に、ゆかりの場所を学校に、見て・聞いて・体験する「ナゴヤ学」を開講します。なごや好きとゆく、ぶらりまち歩きツアー。
まち歩きなごや
なごや好きガイドさんと一緒に、ぶらりとまちへ。知っているようで知らなかった、なごやのお宝が見つかります。まちじゅうが旅の舞台
やっとかめぐり
「乙女の名古屋 乙女な和菓子」 - 主 催
- やっとかめ文化祭実行委員会
構成団体:
名古屋市(文化振興室、観光推進課、歴史まちづくり推進室、文化財保護室)、(公財)名古屋市文化振興事業団、(公財)名古屋観光コンベンションビューロー、(公財)名古屋まちづくり公社、中日新聞社、名古屋観光ブランド協会、特定非営利活動法人大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク - 後 援
- 名古屋商工会議所、中部経済連合会、中部経済同友会(予定)
- 助 成
- 文化庁、一般財団法人地域創造
- 協 力
- 名古屋三曲連盟、名古屋邦楽協会、名古屋日本舞踊協会、(公社)能楽協会 名古屋支部、名古屋鉄道株式会社(予定)、名古屋市交通局、会場を貸してくださいました施設の皆さま
- 企画
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ディレクター:
近藤マリコ、高橋佳介、西川千雅
サブディレクター:加藤幹泰
コーディネート:古川博、亀田久治、井田富士蔵 - デザイン
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森葉月、城里奈、榎本紀久
ウェブデザイン:石垣嘉洋