やっとかめ能楽舞台

藤田六郎兵衛の世界

藤田六郎兵衛の世界
寛永六年(一六二九年)に京都の近衛家から尾張徳川家に移って以来、代々尾張藩に仕えた能楽笛方藤田流は今なお、名古屋の地に受け継がれています。今回は藤田流十一世宗家・藤田六郎兵衛師の笛の音と、藤田流の流れを汲み、この地の祭礼で奏でられ、子どもから大人まで親しまれてきた祭り囃子をお楽しみいただきます。
日時 平成25年 11月4日(月・休)14:00〜(開場13:30)
会場 名古屋能楽堂
入場料 指定席:4,000円
自由席:3,500円(一般)2,000円(学生)
解説 藤田 六郎兵衛

経歴

能の笛方三流儀(一噌・藤田・森田)の一つ、藤田流十一世宗家。重要無形文化財総合指定保持者。 一九五三年、十世宗家の孫として名古屋市に生まれ、藤田家芸嗣子となる。四歳にて笛の稽古を始め、五歳にて初舞台をつとめる。以後、能の主要曲である「鷺乱」「猩々乱」「望月」「石橋」「翁」「道成寺」を十五歳までにという異例の若さにて披曲。
現在は年に約百回の舞台に出演し、能の最高曲、三老女「姨捨」「檜垣」「関寺小町」は数度の演奏を重ねる。また国立能楽堂制作やその他の新作能や復曲能への出演、笛作曲も多く勤め、海外公演や能楽の企画・演出も数多く手がける。

社団法人日本能楽会理事、国際文化交流・協力推進委員(文化庁)、名古屋音楽大学客員教授。

【主な受賞歴】
・名古屋市芸術奨励賞(昭和六十年)
・名古屋市民芸術祭賞(平成四年)
・第三十三回観世寿夫記念法政大学能楽賞(平成二十三年)
・六十六回文化庁芸術祭大賞〈演劇部門にて主宰する萬歳楽座〉(平成二十三年)
・第六十五回中日文化賞(平成二十四年)

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