やっとかめ文化祭

やっとかめ文化祭とは

まだ見たことのない名古屋に会える、
やっとかめ文化祭。

江戸時代、尾張徳川家のもとで花開いた芸能の数々。
狂言をはじめ、さまざまな芸に心躍らせた名古屋の人々は、
その愉しみを伝統文化として、暮らしの中で受け継いできました。

一方で、都市の片隅には、長い歳月の間に忘れ去られた古えの物語が。
新しいまなざしで、丁寧に地図をたどっていくと、
今につながる歴史や伝統に、そこかしこで行きあたります。

巡り歩けば、きっと出会える、文化都市「名古屋」の素顔。
あらわれた表情に驚き、おおいに笑い、
まだ見たことのない名古屋を一緒に語り合いましょう。

まちじゅうが舞台の、「芸どころ・旅どころ・なごや」の祭典。
今年も、やっとかめ文化祭で、お待ちしております。
  • 企画趣旨

    • 都市の物語空間のために。
    • Polyphonic Narratives for Urban Life Space
    • やっとかめ文化祭は今年で6年目を迎えます。
      まちの記憶を丁寧に紐解き、失われた物語を再生する。
      (かす)かな予感とともに旅は始まり、
      覚束(おぼつか)ない足跡は、緩やかに軌跡を描き始めました。

      膨張を続けるグローバリゼーションの時代。
      ボーダレス化する経済と文化。(おびただ)しい情報と記号。加速する忘却。
      単調なイメージが覆う世界で、
      都市は断片化され、商品化された空間が止め処なく消費されます。

      わたしたちは都市を行き来する旅人です。
      耳を澄まし、カケラを探し、遠くから響く声を聴く。
      街角のささやかな(うた)は、
      風に乗り、多様に芽吹き、小さな物語を宿します。

      旅人は語り始める。
      いま、確かな手ざわりとともに、
      虹のような物語を語り継ぐために。

    • やっとかめ文化祭実行委員会

  • 事業構築にあたってのコンセプト

    • 世界と出会い直す
      「旅」へ。
      時間のなかで、生きる芸能。美しく、魔法のような手仕事。折り畳まれた、路傍の記憶。
      ありふれた都市空間に、ふいに世界は立ち現れます。
      瑞々しい想像力とともに、世界を眺める〈方法〉の旅へ。
    • 景観から、風景へ。
      小さきものへの眼差し。
      町並み、街道、地名、道標など、何気ない風景にも無数の痕跡が残されています。
      足元にひそむ小さな兆し。一歩踏みだすごとに、記憶は更新され、物語を宿します。
      胸がつまるような小さな物語が、都市の風景を変貌させます。
    • 〈あいだ〉を展く、
      〈あいだ〉に遊ぶ。
      世界には、〈あいだ〉が溢れていま す。自己と他者。歴史と現在。経済 と文化。
      それは、散りばめられた破片を採 集し、関係性の結び目を探す旅。 断片化する世界で、軽やかに領域 を横断し、〈場〉を展き、地域と世 界を接続します。
    • 都市の物語を、
      駆動していくために。
      いま、都市の物語力が問われてい ます。
      旅人は遊歩し、平板な空間にノイ ズを生み、物語を再演します。 物語は移ろい、交差し、無数の ネットワークが、都市の〈過去〉と 〈未来〉を、〈内〉と〈外〉をつないで いきます。
  • やっとかめ文化祭の楽しみ方

    • Creative Urban Tourism
    • クリエイティブ・アーバン・ツーリズム
    • いま、国境を越えて旅をする人類は、世界中で12億人に達しています。(2015年 国際世界観光機関「UNWTO」) かつてない規模で観光市場が拡大するなか、従来のマス・ツーリズムには留まらず、 ニューツーリズム(アグリツーリズム、カルチャーツーリズムなど)や SIT(スペシャルインタレストツアー)が人気を集めるなど、観光の質にも大きな変化が見られます。

      2015年には、国際連合世界観光機関(UNWTO)と国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の共催で 「観光と文化に関する世界会議(2015年,カンボジア)」が開催され、 観光と文化の新たなパートナーシップによる、サスティナブルなツーリズム創造にも期待が寄せられています。

      文化とは、その土地に暮らし、共有し、将来へと受け継いでいくもの。 観光は地域文化を支え、伝播し、交流を生む大切な産業の1つです。

      やっとかめ文化祭は、都市生活を見つめ、文化を再編集し、未来の観光を創造する試み。 都市の時代にふさわしい、多様で、発見に満ちた「旅」を提案します。
開催期間
平成30年10月27日(土)~11月18日(日)
会  場
名古屋市内一円
内  容

オープニング
開催をみんなで一緒に祝いましょう。

都市の物語を、伝統が語る。

芸どころまちなか披露
現代のストリートから、都市の文化を見つめる名古屋発のプロジェクト。

味わいいろいろ、芸どころ。

芸どころ名古屋舞台
尾張名古屋が誇る多彩な「芸」を、さまざまな舞台の上で、どうぞお楽しみください。

あいだを楽しむ、ナゴヤ学。

まちなか寺子屋
まちを教科書に、ゆかりの場所を学校に、見て・聞いて・体験する「ナゴヤ学」を開講します。

なごや好きとゆく、ぶらりまち歩きツアー。

まち歩きなごや
なごや好きガイドさんと一緒に、ぶらりとまちへ。知っているようで知らなかった、なごやのお宝が見つかります。

まちじゅうが旅の舞台

やっとかめぐり
「旅する判子コレクション」 「名古屋かわいい和菓子めぐり」

FINALE STAGE

やっとかめ大団円
やっとかめ文化祭最終日は、中日ビルの屋上で「やっとかめ大団円〜終いの演と宴〜」を開催します。

主  催
やっとかめ文化祭実行委員会
構成団体:
名古屋市(文化振興室、観光推進室、歴史まちづくり推進室、文化財保護室)、(公財)名古屋市文化振興事業団、(公財)名古屋観光コンベンションビューロー、中日新聞社、名古屋観光ブランド協会、特定非営利活動法人大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク
後  援
名古屋商工会議所、中部経済連合会、中部経済同友会
助  成
文化庁、一般財団法人地域創造
協  力
名古屋三曲連盟、名古屋邦楽協会、名古屋日本舞踊協会、(公社)能楽協会 名古屋支部、株式会社メニコン、名古屋鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、名古屋市交通局、名古屋市博物館、名古屋都市センター、鶴舞図書館、ソフトバンク株式会社、会場を貸してくださった寺社の皆さま
企画
ディレクター:
近藤マリコ、高橋佳介、西川千雅
サブディレクター:加藤幹泰
コーディネート:阿部慎一郎、小坂井友美、古川博、亀田久治
デザイン
森葉月、榎本紀久
ウェブデザイン:石垣嘉洋
名古屋観光ブランド協会の皆様
株式会社青柳総本家 株式会社安藤七宝店 味の司 石昆 株式会社大須ういろ きよめ餅総本家 
呉竹商事株式会社 雀おどり總本店 株式会社 ダイナゴン 株式会社なごやきしめん亭 
名古屋だるま・千両 納屋橋饅頭万松庵 御菓子司 美濃忠 宮きしめんの宮商事株式会社 妙香園 
メゾン・ド・ジャンノエル 名古屋ういろの元祖 餅文総本店 名古屋名物みそかつ矢場とん 大和屋守口漬総本家 
両口屋是清 おつけものの若菜(五十音順)
助成・後援
助成:文化庁、一般財団法人地域創造
後援:名古屋商工会議所、中部経済連合会、中部経済同友会
やっとかめ文化祭実行委員会
〒460-0011 名古屋市中区大須3-42-30 ALA大須ビル201
NPO法人大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク内
Tel:052-262-2580 Fax:052-262-6658